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無線綴じと中綴じの違いは?綴じ方の特徴とそのメリット・デメリット
2021/12/02 | 最終更新日時:2024/11/12
冊子を作る方法にはいくつか種類が存在し、なかでもよく選ばれているのが「無線綴じ」と「中綴じ」です。どちらもきれいに紙をまとめられますが、印刷物にふさわしい製本方法を選べばより見た目が美しくなります。
本記事では、無線綴じと中綴じの違いについて徹底的に解説します。これから冊子の印刷を考えている方は、綴じ方ごとの特徴を知ることが大切です。
無線綴じとは?
無線綴じとは、文字通り「線」のない製本方法です。ここで言う「線」とは糸やホッチキスのことです。
無線綴じでは、まず、ページを1枚ずつ重ねます。次に、その重ねた紙の背中部分に接着剤を付けます。最後に表紙となる紙でくるめば完成です。くるんで仕上げる製本のため、無線綴じのことを「くるみ製本」と呼ぶこともあります。
無線綴じの特徴としては、糸やホッチキスではなく接着剤で紙をまとめて固定する点です。背表紙がしっかりできるため、仕上がりが直方体になり、本格的な書籍の風格が出ます。実際、さまざまな冊子や書籍が無線綴じで製本されています。ハードカバーから文庫、単行本、漫画、雑誌まで、書店で見ることのできる書籍も含め、さまざまな種類の製本に適した方法です。
中綴じとは?
無線綴じに対して「線」を用いた製本方法が中綴じです。要は、ホッチキスで固定する綴じ方のことで、綴じたい紙を全部重ねて二つに折り、その真ん中を綴じます。表紙とそれ以外の紙の厚さがだいたい同じぐらいの冊子の製本に用いられる方法で、冊子印刷では無線綴じと並んでよく選ばれる方法です。
中綴じは、文字通り真ん中をホッチキスで留める綴じ方なので、全体のページ数は綴じることのできる紙の枚数によって決定されます。基本のページ単位は4ページです。
また、ホッチキスで綴じることのできる厚さという制限があるため、ページ数の少ない冊子の製本におもに用いられるのも特徴です。たとえば、少ページのカタログやパンフレット、小冊子などで扱われます。
無線綴じと中綴じの違い
この2つの違いは、製本方法と綴じられる紙の枚数になります。無線綴じはページの背中部分に接着剤を付けて1枚ずつ重ね、中綴じは複数の紙をホッチキスで固定するのが特徴です。このような特徴から、数十枚にもおよぶ紙を綴じる際は無線綴じ、数枚の紙を綴じるには中綴じが適しています。
どちらも立派な読み物になりますが、綴じ方が異なるため印刷物によって変えることが大切です。また中綴じよりは無線綴じよりも印刷数が少ないことから、コストを抑えられる魅力があります。高級感のある仕上がりを求めるなら、無線綴じがおすすめです。
無線綴じのメリット・デメリット
1枚ずつ丁寧に接着剤で付けるので、強度が高まったり大量の印刷数でもきれいにまとめられたりするのが利点です。
一方で、ページ数が少ないとしっかり固定するのが難しいという問題点もあります。
より詳しいメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
紙を重ねて背中に糊を付けて貼り付けるため、無線綴じだと分厚い数百ページの製本も問題ありません。また、中綴じのようにページ数に4ページ単位などの制限がありませんので、わりと自由にページ数を調整できることもメリットと言えるでしょう。
また、背中に厚みを持たせる綴じ方なので、製本した時に立派な背表紙ができます。背表紙を自由にデザインできるのは中綴じにはないメリットです。また、仕上がりが長方形になるため、ページ数の多い冊子ほど高級感を醸し出せます。
デメリット
無線綴じとは背中部分を接着剤で固定する製本方法です。そのため、接着剤で固定できるだけの厚みがあることが製本の前提となります。つまり、そもそも印刷したい紙の枚数が少ないようでは、製本できません。背幅の狭い仕上がりになるため安定性に欠け、ページ数があまりない小冊子を無線綴じで製本すると、ちょっとした拍子にページが取れてしまうこともあります。
もう一つの弱点は、無線綴じの場合、ページを開いた時に奥までしっかり見えない点です。開口性に欠けると言ってもよいでしょう。綴じ目に近い部分まで文字を入れていると、読みづらくなることがあります。また、見開きの絵や写真を掲載する場合も、同様に真ん中部分が見えづらくなってしまうのがデメリットです。
もう一つ、先に無線綴じのメリットとして高級感を挙げましたが、それは裏返せば製本にコストがかかるという意味です。余計に材料が必要で、製本にも時間がかかるため、中綴じと比べるとどうしても費用がかかってしまうのは避けられません。
中綴じのメリット・デメリット
次に中綴じのメリット・デメリットを解説します。
パンフレットや小冊子など、ページ数の少ないものを作成しようと考えている方はぜひチェックしてください。
メリット
迫力のある見開きページを作れることは、中綴じならではの魅力です。絵本や雑誌など隅々まで絵が入っている印刷物ほど、中綴じのメリットを感じられるでしょう。すっきりとした見た目に仕上がるため、棚や机などに置いてディスプレイとしても楽しめます。
また無線綴じよりも印刷費を抑えられるのもメリットの一つです。そのため、初めて冊子を作る際の初期費用を抑えたい場合にも選ばれています。
接着剤を使わない分、すっきり綴じられるのも中綴じならではのメリットです。手軽につくれることから、DIYで作成する方もいます。
デメリット
中綴じのデメリットとして挙げられるのは、その綴じ方の性質上、4ページ単位で構成しなければならない点です。4の倍数からずれてしまうと、空白のページができてしまいます。中綴じを選ぶ場合は、最初から表紙を含めて印刷するページ数を4ページ単位になるように調節しなければなりません。
また、中綴じはページの真ん中をホッチキスで綴じる方法ですので、あまり分厚くなりすぎると綴じられなくなってしまいます。100ページを超えるようでは、たとえホッチキスの針が通ったとしても仕上がりの安定性には欠けるでしょう。紙の厚さや種類次第では、100ページに満たないページ数でも綴じにくくなってしまうことがあります。
もう一つ、中綴じのデメリットとして挙げられるのが、背表紙を作成できないことです。背中部分は紙をまとめて折っているだけなので、本棚に立てた時に何の冊子かわかりにくいでしょう。また、背中にはホッチキスの針金が見えていますから、見た目にもあまり良いとは言えないのではないでしょうか。
無線綴じと中綴じの向き・不向き
これらの製本方法は綴じ方が異なるため、それぞれ向き・不向きの印刷物があります。
目的に合わせて綴じ方を選べるように、チェックしていきましょう。
カタログ・教科書の場合
紙を1枚ずつ丁寧に接着剤で付ける無線綴じは、カタログや教科書などの分厚い冊子を作る際におすすめです。大量のページ数になってもしっかり綴じられるため、幅広い種類の製本に役立ちます。耐久性も高く、何度見開いてもバラバラになることはありません。
パンフレット・雑誌の場合
パンフレットや雑誌などページ数の少ない印刷物を作る場合は、中綴じがおすすめです。数枚の紙をホッチキスで固定して綴じるため、ページ数の少ないパンフレットや雑誌に向いています。1枚のチラシよりも多くの情報を紙に印刷し、1つの小冊子として配ることができるので、誰が見ても読みやすい小冊子になるでしょう。
安さを求める場合
印刷費を安くしたい場合は、中綴じがおすすめです。ページ数が少ないのはもちろん、そもそもの基本料金が安いので、部数が増えても予算内に抑えられるでしょう。安く会議資料やパンフレットを作成したい場合におすすめの綴じ方です。
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冊子作成する際のポイント
冊子作成において、綴じ方は見た目にも大きな影響を与える重要なポイントです。しかし、それ以外にも考えなければならないことはあります。たとえば、どんな紙を選ぶのかによって、綴じ方以上に冊子の仕上がりは変わってくるでしょう。
冊子作成に用いられる紙の種類は多種多様です。薄い紙、分厚い紙、艶あり、艶なし、また、硬い紙や柔らかい紙など、めくりやすさにもかかわってくることなので、見た目だけでなく使い勝手もよく考えて選ばなければなりません。
もちろん分厚くて高級感のある紙の方が、仕上がりも高級になるでしょう。しかし、先にも述べたように、紙が分厚いほど中綴じが可能なページ数には限りがありますし、その分、コストもかかります。予算も考慮したうえで、どんな仕上がりを目指すかを考えて最適な紙を選んでください。
長辺とじと短辺とじの違い
本記事で無線綴じと中綴じの違いについて知ることが出来たと思いますが長辺とじと短辺とじはどういうものなのでしょうか? 別記事にて長辺とじと短辺とじの違いやそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
綴じ方ごとの注意点
印刷物をきれいに製本するためにも、2つのポイントを押さえておくことをおすすめします。
- 無線綴じは綴じ部分に印刷しない
- 中綴じは面付けに注意する
無線綴じには「ノド」と呼ばれる、ページを開いたときの綴じ部分に画像や文字を印刷すると、見えなくなってしまうことがあります。よって印刷する際は、中央を避けるのがポイントです。
また中綴じを行う場合は、面付けに注意してください。面付けとは、印刷用紙にページを配置する作業のことです。表面と裏面のペ−ジ数が正しい順番で並んでいるか配慮しながら行なう必要があるため、難しい作業とされています。
まとめ
冊子を作る際は、まず綴じ方を選ばなければなりません。人気なのは主に2つです。無線綴じは接着剤で綴じ、分厚い冊子でも強度を保つことができます。中綴じは中央まで印刷できることから、雑誌やパンフレットなど写真をたくさん使用する際に向いています。印刷物を作る際は、特徴を踏まえたうえで製本方法を選びましょう
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