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印刷通販と印刷会社の違いはなに?
更新日:2021/06/14
ポスターやチラシ、パンフレットなどを作るとき、印刷を業者に頼む場合、印刷会社に頼む方法とインターネットの印刷通販を利用する2つの方法があります。
どちらにも特徴があるので、依頼したあとで印刷物が理想と違ったというリスクを減らすために、それぞれの違いを理解しておきましょう。
印刷通販とは
印刷通販とは、インターネットを利用した印刷のオンライン通販のことです。従来は何か印刷したいものがある場合、印刷会社に行ってデザインなどから相談していました。そのように具体的にどう仕上げるのかを決めてから、実際に印刷に取りかかってもらうというのが主流でした。
ところが、印刷通販の場合、印刷物のデザインなどはすべてユーザーがあらかじめ用意しておくところに特徴があります。事前に印刷データを作っておき、それを印刷通販会社にインターネットを通じて入稿することによって、印刷通販会社の方はそのデータ通りに印刷するという流れです。
こうしたサービスが普及したのは21世紀に入ってからで、それほど歴史は長くはありません。印刷通販の普及の背景には、一般の人たちでもソフトウェアを駆使して印刷に必要なデータが作れるようになったことが挙げられます。WordやExcelなどのオフィスソフトを始め、Illustratorなどの印刷データを作成できるソフトまで一般に利用されるようになりました。以前はデザインの段階から印刷のプロにお願いしなければならなかったのが、データを作る段階までは一般の人でも自分でできるようになりました。
データが用意できるのであれば、あとはそれを印刷してもらうだけです。わざわざ印刷会社に最初の段階から依頼しなくても、データをもとに印刷して納品してくれるサービスがあれば事足ります。そういうユーザーニーズの変化に対応して誕生したのが、印刷通販というサービスです。
簡単にまとめれば、印刷会社は企画提案やデザイン作成から対応するのに対して、印刷通販では入稿されたデータを印刷し、成果物を納品するというプロセスだけに絞っているところに大きな特徴があります。
印刷会社とは
印刷会社とは、従来からある印刷を事業として行う会社のことです。その歴史は活版印刷の誕生まで遡ることができ、日本でも江戸時代から印刷を事業として手がける業者がありました。印刷会社という形態の会社も、明治時代にはいくつも登場しているため、その歴史は印刷通販と比べて非常に長いと言えるでしょう。
印刷会社で印刷するものは多岐にわたります。一般的な書籍や、チラシ、カタログ、パンフレットの類はもちろん、名刺やノート、伝票、封筒などのビジネス用品の印刷を手がける会社も非常に多いです。また、商品券などの金券、チケットなど金銭的な証書類を印刷する会社もあります。
なお、新聞も印刷物ですが、日本の場合、大きな新聞社だと印刷や配送まですべて自社でまかなうことができるため、一般的な印刷会社では新聞の印刷をしていません。ということは、新聞の印刷を行う新聞社も印刷会社の一種かと思ってしまいそうですが、一般的には印刷のみを専門で行う会社を「印刷会社」と言います。
印刷会社は企画提案などの営業に関することから対応できるため、何か印刷してもらいたいものがある場合、手ぶらで依頼できるのが特徴です。「こういう印刷物を作りたい」というぼんやりとしたイメージしかなくても、プロによって具体的な形にしていくことができます。
現在、インターネットの普及とともに、印刷業界は全体的に停滞傾向にあります。若者を中心に活字離れも進んでいることもあり、紙の印刷はかなり減っている模様です。ただ、印刷会社もいろいろ工夫しており、印刷技術を活用して、商品パッケージの加飾、液晶ディスプレイなど電子製品の材料といった分野にも手を広げています。
印刷通販と印刷会社はここが違う
印刷通販と印刷会社には大きく以下の4つの違いがあります。
・価格
・依頼方法
・入稿方法
・納期
価格
両者の一番の違いは、印刷にかかる金額です。
印刷通販は、印刷会社と比較し営業担当がおらず、一般的にインターネット上でやり取りが完了します。
そのため、人件費を抑えることができ、その分金額が低く設定されています。
印刷について細かな相談は難しいですが、クオリティよりも金額を重視している人には向いています。
一方、印刷会社であれば営業担当がつく場合多いため、データの作成から納品まで印刷のプロに任せることができます。
デザインや紙質など相談しながらやり取りしたいのであれば、多少価格は高くても、印刷会社に頼むとよいでしょう。
依頼方法
印刷通販は、ネット印刷とも言われるように、インターネットを介して依頼します。
基本的には、デザイン、用紙の選択、条件の交渉、入稿作業等を全て自分で行う場合が多い傾向にあります。
ある程度自身の中でイメージが固まっていて、効率的に印刷作業を進めたい方は通販の利用が向いているでしょう。
一方、印刷会社は営業担当がこちらの要望に細かく応えてくれたり、デザインについてアドバイスをしてもらえたり、サポートが充実していることが多いです。
入稿方法
印刷通販は、自分で作成したデータをメールなどで送ることで入稿が完了します。
インターネットを利用した入稿のため、基本的に24時間対応してくれることが多いです。
一方、印刷会社の場合、デザインも任せているのであれば、自分で入稿する必要はありません。
また、デザインは準備し、印刷だけ印刷会社に依頼しているときはメールでの入稿や直接データを担当者に受け渡すことになります。
この場合は営業時間内の対応となる場合が多いです。
納期
印刷通販は、24時間対応で依頼することができるため、早ければ、依頼してから1〜2営業日で印刷物を納品してもらえます。
一方、印刷会社の場合、営業担当との打ち合わせをした後で、見積書を作成し、デザインの相談、印刷の見本作成、修正などの作業が入るため、数日ほどがかかる場合があります。
印刷会社に依頼する場合は、スケジュールに余裕を持って依頼するようにしましょう。
印刷通販と印刷会社の利用する流れ
印刷通販と印刷会社では、依頼の段階から違いがあることがわかりました。では、利用する際に具体的にどのような違いがあるのか、両者を利用する場合の流れを確認しておきましょう。
印刷通販
印刷通販会社はどこも自社のウェブサイトを持っているので、依頼したい会社をネットで探して、まずはサイトにアクセスします。
会社ごとに入稿方法などの詳細は異なりますが、サイトから直接、印刷を依頼できます。その際、印刷の形態や部数、価格などもサイト上で詳細に確認できるため、希望通りに指定するだけで問題なく依頼できます。わざわざ見積もりを出してもらう必要はありません。サイトに記載してある価格通りの費用になるはずです。
サイトを通じて依頼が完了したら、ユーザー側がすることはありません。あとは、できあがった成果物が納品されるのを待つだけです。
なお、データの入稿はウェブを介しますが、できあがった印刷物は郵送で届きます。とはいえ、依頼者が印刷会社まで行って依頼したり、成果物を受け取ったりする手間はありません。ネット上、もしくは電話でのやり取りのみで完結します。このように、依頼から納品までそれほど時間がかからないのが印刷通販のメリットです。
印刷会社
印刷会社に印刷を依頼するには、直接会社まで出向く必要があります。そのため、まずはアポイントを取るべく、電話をかけるところからスタートです。電話の際、依頼したいおおまかな内容を伝えることもありますが、詳細は印刷会社のスタッフと実際に面談したうえで決定します。
担当者との面談では、具体的にどんな印刷を希望するのかを伝えます。はっきりしたイメージができていなくても、相手はプロなので企画やデザインのアイデアなどを提案してもらえるでしょう。もちろん、印刷データを自分で作成する必要もありません。用紙の種類やサイズなども、印刷物に最適なものを提案してもらえます。
面談のうえで依頼内容が決定したら、見積もりを出してもらいます。それに問題がなければ、次は印刷見本を作ってもらう段階です。それができあがるのに時間がかかることが多いので、依頼から納品までに要する期間は印刷通販より長くなると思った方がよいでしょう。
見本に問題なければ、実際に印刷してもらいます。成果物の納品は、印刷会社の場合、近隣であれば直接届けてもらえることが多いです。
なお、印刷通販の場合、納品したら終わりですが、印刷会社に依頼すると、納品後も営業担当から連絡がくることがあるでしょう。何度も顔を合わせて話をしているうちに信頼関係が芽生え、多くを言わずともこちらの希望を汲んで適切な印刷を提供してもらえるようになる可能性があります。それがネット上の付き合いのみの印刷通販にはない、印刷会社を利用するメリットと言えるでしょう。
オンライン印刷を利用する際のメリット
印刷通販は、オンラインで印刷を注文できるサービスです。
印刷会社で発注する場合と比較し印刷通販を選ぶことのメリットについて興味があるかたは、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

印刷通販を利用することのメリットは?注意点も併せて解説
クオリティ以上に価格を重視するのであれば印刷通販
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで印刷通販と印刷会社の違いがご理解いただけたと思います。
印刷通販は、印刷会社と比較して、価格を安くスピーディに納品してもらえることがメリットです。
一方、印刷会社は、価格が高く時間はかかりますが、印刷のプロに提案してもらいながら、印刷物を作ることができます。
自分が作る印刷物がクオリティ重視が価格重視かを考えて、作りたい印刷物の理想に近い方法を選びましょう。
当サイトの運営元は、元々印刷会社をしていました。
印刷会社としての知識をもとに今は印刷通販事業やチラシ印刷事業を行っております。
印刷通販やチラシ印刷のサービス利用を検討されている方はぜひこちらを確認してみてください。
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