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マット紙とコピー用紙の違いとは?3つの観点で整理して解説します!
更新日:2021/10/06
世の中には様々な印刷物があり、それぞれに多種多様な特徴を持っています。
印刷に使われる用紙の種類も千差万別であり、印刷物を依頼する際には最適な選択をすることが求められるでしょう。
用紙は高級感があるものの方が良いという訳では必ずしもなく、安価で汎用性の高いものを選択すべき状況もあります。
そしてマット紙とコピー用紙に関しても質感やコストなど様々なポイントで違いがあり、利用時には長所と短所を理解しておくことが重要です。
この記事では、マット紙とコピー用紙との違いについて解説します。
印刷物の発注を検討している方は、ぜひ一度参照ください。
マット紙とは
マット紙の「マット」とは、敷物を指すマット(mat)のことではありません。英語では「matte」と書き、つやや光沢がないといった意味合いです。つまり、簡単に言うと、光沢のない紙のことです。光沢がないだけでなく、手触りがしっとりすべすべしているという特徴もあります。
そもそもマット紙とは、上質紙や中質紙を原紙として、表面をコーティングによってつや消し加工して作る紙です。紙の表面をコーティングして作る紙には、その名の通り「コート紙」があります。マット紙よりも強い圧力をかけることによって、表面にぴかぴかの光沢感を出します。マット紙には比較的弱い圧力がかけられるため、コート紙のように光らないわけです。
なお、「マットコート紙」という名前もあり、印刷会社によってはマット紙と同じ意味で使う場合があります。ただし、マットコート紙は、マット紙とコート紙の中間に位置する種類の紙として区別されることもあるので、違いに注意しましょう。
印刷に使用される紙の重さは「kg」で表されます。これは、紙1枚あたりの重さではなく、原紙を1,000枚重ねた時の重さを基準とし、「連」という単位で呼ばれます。「連量」と言えば、紙1,000枚分の重さということです。重さが増えれば、紙の厚さも増えます。
マット紙にはさまざまな種類があり、その連量もさまざまです。薄いマット紙の場合、連量が70〜90kgになります。具体的には、一般的なコピー用紙やチラシぐらいの厚みです。90kgぐらいになるとお札ぐらいの厚みがあるので、チラシだけでなく、フライヤー(一般的なチラシより厚手のチラシ)にも用いられます。
それより連量の大きい種類には、110kgや135kgぐらいのものがあります。連量110kgのマット紙は、高級感のあるパンフレットなどに最適です。具体的には、ファッション雑誌のような厚手の雑誌の表紙ぐらいの厚みがあります。連量135kgともなると切符ほどの分厚さになるため、ポスターなどに使用します。さらに、180〜220kgの連量もあり、名刺やハガキなどに使用されることが多いです。連量が大きいほど、耐久性も高くなります。
コピー用紙とは
コピー用紙とは、その名の通り、コピー機で使用される一般的な種類の紙を総称した呼び方です。マット紙用紙違いは表面をコーティングしていないところで、コピー用紙は単に「普通紙」とも呼ばれることがあります。
普通紙はPPC用紙とも呼ばれますが、これは「Plain Paper Copier」の頭文字を取った名前です。「Plain Paper Copier」とは「普通の紙のコピー機」といった意味ですが、一般的には「普通紙複写機」と呼ばれています。いずれにせよ、コピー機で一般的に使用される用紙のことです。
ただし、上質紙や再生紙も、さまざまな場面でコピー用紙として使われています。
上質紙は、普通紙よりも上質で、100%化学パルプでできています。表面がきれいな白色で、文字を鮮明に印刷できるのがメリットです。レーザープリンターやインクジェットプリンターにもよく使われています。インクがにじみやすいため、写真の印刷にはあまり適していません。
再生紙とは、古紙を原料にした紙のことです。100%化学パルプの上質紙と比較すると、白さの度合いが低いです。原料の古紙の割合が増えるほど、白さは弱くなります。白さが弱いのはデメリットになりますが、再生紙には環境性能が高いというメリットがあります。見栄えは多少犠牲にしてでも、環境への配慮から、あえて再生紙を選ぶ企業も多いです。
マット紙とコピー用紙の違いとは?5つの観点で整理して解説します!
加工方法・質感
両者の違いとしてまず挙げられるのが、作成するための加工方法だと言えます。
マット紙は表面の光沢を抑えた艶消しコーティング加工を施した用紙です。
表面はさらさらしており、インクのノリや発色も良いのが特徴的だと言えるでしょう
光沢紙のような高級感を与えながら、つやを抑えた分だけ上品で落ち着きのある雰囲気に仕上がっています。
また、光の反射が少ないため目に優しく、長時間読み続けても目が疲れにくいなどの特徴がある紙です。
一方のコピー用紙は、紙の表面に加工・塗工を施していない紙です。
コピー用紙のほとんどは普通紙であり、表面にざらつきがあって発色はあまり良くありません。
また、化学パルプの配合率が100%の上質紙と呼ばれる紙がレーザープリンターやファックスなどで使用されることもあります。
こちらはコピー機にトナーが定着しやすいように加工されており、普通の印字は比較的キレイに再現されます。
しかし、写真などはインクがにじんでしまうため、あまりおすすめされません。
その他には、コピー用紙に再生紙を使うこともあります。
再生紙は紙の白さに難がありますが、環境保護の観点から採用する企業も多い用紙です。
印刷の仕上がりに関しては、高級感のあるマット紙の方が良いと捉えられるのが通常でしょう。
コスト
コストの違いも両者の差の1つです。
マット紙は発色や色ノリが良く高級感が演出できるのですが、コピー用紙と比べるとコストがかかってしまいます。
一方のコピー用紙はマット紙と比較して安価であり、汎用性が高い点がメリットだと言えるでしょう。
限られたリソースの中で最大限の成果を挙げるには、仕上がりの良さとコストを比較し最適な選択をすることが求められます。
白色度
上記の「コピー用紙とは」と「加工方法・質感」のところでも少し触れましたが、コピー用紙とマット紙で、紙の種類が違うと白色度も違います。
白色度とは、白さの度合いをパーセンテージで表した指標です。白色度100%はこれ以上ないぐらい真っ白という意味で、0%になると真っ黒になると考えてください。ちなみに、新聞紙でだいたい55%の白色度です。
普通のコピー用紙の場合、その白色度は80〜95%程度です。再生紙になると古紙の割合が高くなるため、白色度が下がります。70%ぐらいでしょう。
マット紙は、種類によってはかなり白色度が高く、鮮やかさを重視する場合には90%以上のものがよく選ばれます。
重量と厚み
連量(印刷用紙の重さ)が違えば、紙の厚みも違います。マット紙とコピー用紙では、この連量と厚みにも違いがあるわけです。前述のように、マット紙にはかなり分厚い種類もあります。
厚みが増すほど耐久性も高くなるため、そこを重視したい印刷物にはマット紙がおすすめです。ただし、あまり分厚い紙ではプリンターによっては使用できない場合もあるので、注意しましょう。また、マット紙のように表面に加工がある種類では、レーザープリンターだと熱のせいでコーティングが溶けてしまうこともあります。マット紙で印刷する時は、プリンターの対応性を確認しましょう。
最適な用途
これまで紹介した通り両者には質感やコストの面で違いがあるため、最適な用途にも違いが現れます。
コピー用紙は安価で様々なプリンターに適合しますが発色や色ノリが良くないため、コストを抑えつつ文字だけを大量に印字するようなケースに適しています。
何千・何万とプリントする際には、標準的な厚さで大量印刷するなどすれば、コピー用紙のコスト面でのメリットが最大限活かせます。
一般的な名刺や冊子などなら少し厚みのあるタイプで発注するとコストを抑えられて良いでしょう。
一方のマット紙は、落ち着いたマットな高級感を活かして様々な用途に使用できます。
例えばポストカードや名刺に使用すれば書き込みなどもしやすく、落ち着いた雰囲気から渡す相手の印象も良くなるでしょう。
発色や色のノリが良いため、カラー印刷をすると重量感が出せます。
そのため、カタログやパンフレットなどに使用すると商品や作品の魅力を最大限伝えることに役立つでしょう。
また、光の反射が少なく目への負担が少ないため、書籍に使われるケースもあります。
マット紙とコピー用紙には様々な違いがあります
今回は、マット紙とコピー用紙の違いについて解説してきました。
自社商品・サービスの魅力を伝えるために最適な用紙を判断する材料となりましたでしょうか?
マット紙とコピー用紙には長所・短所があるため、最適な利用法を検討しましょう。
当サイトの運営会社は、印刷会社としての豊富な知識をもとに幅広く印刷通販事業やチラシ印刷事業などを行っております。
印刷通販やチラシ印刷のサービス利用を検討されている方はぜひこちらを確認してみてください。
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