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ブックレットとは?ほかの冊子との違いや作成手順を紹介
2022/06/27 | 最終更新日時:2024/08/09
「ブックレットとは?」
「ブックレットを作成する手順を知りたい」
「リーフレットやパンフレットとの違いは?」
ブックレットとは比較的少ないページで作られる冊子のことで、取扱説明書などがイメージしやすいかと思います。
今回は、そのブックレットの作成方法や作成する際の注意点などを解説していきます。
ブックレットとは
まずは、「ブックレットとは何か」から解説していきましょう。
ブックレットとは、冒頭でも軽く解説したとおり、取扱説明書や歌詞カードのような少ないページで構成された冊子のことを指します。
主に数ページから数10ページで構成されます。
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小冊子とは?その特徴や綴じ方ならではのメリット
リーフレット・パンフレットとの違い
冊子の種類として、リーフレットやパンフレットもありますが、それぞれの違いは何でしょうか。
一般的には、以下のように区分されます。
パンフレットはカタログなどに使われることが多いですが、ブックレットやリーフレットは、取扱説明書のように読みものとしての性質が強いのも特徴です。
パンフレットには合わないけれど、ブックレットには合う製本方法などもあるので、作るものがどれに該当するのかをきちんと知ることが重要です。
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ブックレットを作成する手順
次に、ブックレットを作成する手順について解説していきます。
主な手順は以下のとおりです。
それぞれ順に見ていきましょう。
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まずは、ブックレットのサイズを作成前に決めておくようにしましょう。
ブックレットの用途は多岐にわたるため、目的に合わせたサイズを選ぶのが大切です。
CDの中の歌詞カードなどは、サイズをきちんと決めておかないと作ったあとに入らない事態が起こってしまう可能性もあります。
なお、CDケースの中に入れる歌詞カードは120mm×120mmの正方形、取扱説明書の場合は大きくてもB5サイズ(257mm×182mm)です。
ブックレットは読みものとしての性質が高いので、文字の大きさやページ数なども考える必要があります。
小さくしすぎて見にくくならないようにも注意や工夫が必要になってきます。
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次に、ページ数を決めましょう。
ページ数は比較的重要度は落ちますが、あまりに多いと読まれない可能性が出てきます。
簡潔に伝達ができるページ数が望ましいでしょう。
手順製本方法を決める
次に、製本方法を決めましょう。
製本方法とは最終的に冊子を綴じる方法のことで、種類としては以下の3つが一般的です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
無線綴じ
無線綴じとは、綴じる部分を糊で固定する製本方法です。
壊れにくくしたり破れにくくしたりする効果があります。
中綴じ
中綴じは用紙を二つ折りにして、折った部分を針金や糸で綴じる製本方法です。
ページ数の少ない冊子にはこの中綴じが一般的に使われており、無線綴じに比べてコストがかからなかったり、綴じる部分がギリギリまで見えたりするのが特徴として挙げられます。
平綴じ
平綴じは、用紙を重ねて用紙の端をホチキス等で綴じる製本方法です。
無線綴じや中綴じに比べて簡単でホチキスでもできるため、日常生活のなかでよく使われる方法になります。
しかし、ホチキスが取れてしまうとすぐにバラバラになったり、綴じている部分が破れやすかったりと長期間の保管には向いていないため、ブックレットに使われることは少ない方法です。
どの製本方法を採用すべきか
糊を使って綴じるのか、針金で綴じるのか、ホチキスで綴じるのかなどを最初に決めておくと、実際に作り進めていくときにページの余白の作り方やページの構成などが変わってきます。
ほかにも、どちらか片方の上部だけホチキスで綴じる肩綴じや、糸を使って止める糸綴じなどさまざまな方法があるので確認してみましょう。
ブックレットはページ数も少なく厚紙を使う機会も少ないため、冊子の中央に針金を通す「中綴じ」が無難です。
逆に、パンフレットなどページ数が多いときや厚い紙を使っている場合には、中綴じだと十分に固定できなくなってしまう懸念も残ります。
その場合は、糊で固める「無線綴じ」が適しているといえます。
手順ず子を綴じる向きを決める
ブックレットを作る前に、綴じる向きもあらかじめ決めておくようにしましょう。
製本方法だけでなく、綴じる向きによっても余白の付け方や印刷方法が異なります。
最後まで作り終わってから綴じる向きが逆であることに気づき作り直す、といったような失敗が起こらないようにも事前に決めておくようにしましょう。
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次に、用紙を決めましょう。
用紙は主に「光沢紙」「マットコート紙」「普通紙」のいずれかから選ばれます。
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マット紙とコピー用紙の違いとは?3つの観点で整理して解説します!
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手順作成するソフトを決める
最後に、作成するソフトを決めましょう。
有料のソフトも多数存在しますが、フリーソフトをいくつかかけあわせることでも、十分な編集が可能です。
ブックレットは自宅で製作できる?
ブックレットは、自宅で製作可能です。
家庭用プリンターやデザインソフトを準備すれば、オリジナルのブックレットを製作できます。自宅に家庭用プリンターがない場合はコンビニで印刷する方法もあるので、比較的手作りしやすいといえるでしょう。
製本方法はさまざまありますが、低コストで簡単に製本ができるのは「無線綴じ」と「中綴じ」です。
これら2つの製本方法はよく使われているため、業者に依頼したときと同じような仕上がりになるでしょう。
ブックレットを製作する手順は本記事を参考にしてみてください。
なお自宅にある道具で製本することになるため、以下の道具があるかは確認しておきましょう。
無線綴じ 中綴じ
- クリップ(2個)
- 木工用ボンドやグルーガンなど
- カッター
- 定規
- ホッチキス
- カッター
- 定規
自宅で製作する場合は、コストを抑えられたり製作過程を楽しめたりするのがメリットです。
しかし、製本時にズレが生じたり機械や道具を準備しなければならなかったりするため、コストを抑えられる一方で手間がかかる作業ともいえます。
プリンターの購入費用の負担や仕上がりの不安などを考えると、業者に依頼したほうが安心でしょう。
ブックレットの製作にかかる費用の目安
業者に依頼してブックレットを製作する際にかかる費用は、製本方法によって異なります。ここでは「無線綴じ」と「中綴じ」の費用目安を紹介していきましょう。
無線綴じの場合
A5サイズで14ページのブックレットを製作する際は、以下の費用が目安です。
部数 費用相場 150冊 25,163 ~ 40,031円 300冊 45,326 ~ 72,109円 600冊 86,665 ~ 133,428円
一般的に、製作にかかる費用は部数や納期によって大きく変動します。
余裕のある納期で注文すると、比較的費用を抑えられる傾向にあります。
無線綴じで製本されたブックレットは壊れにくくて破れにくいため、中綴じと比べると費用が高くなるのが一般的です。
中綴じの場合
A5サイズで12ページのブックレットを製作する際は、以下の費用が目安です。
部数 費用相場 150冊 22,231 ~ 35,366円 300冊 39,929 ~ 63,522円 600冊 75,325 ~ 115,970円
無線綴じ同様、部数や納期によって製作費用は変動します。
中綴じはコストを抑えられる製本方法なので、予算が限られている場合にはおすすめです。
ブックレットとは小冊子のこと
今回は、ブックレットとは何か、その作り方について解説してきました。
小さな冊子ひとつ作るのにも製本方法やページ数など、気をつけなければいけないことが多数あるのが伝わったかと思います。
ブックレットを作る前の準備や正しい作成方法を知って、クオリティの高いブックレットを作っていきましょう。
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