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ポスターが色褪せしてしまう原因と対策方法を紹介します!

更新日:2021/08/03

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一般家庭だけでなく飲食店や各種販売店など様々な場所に飾られているポスターは、時間とともに劣化していてしまうものです。
中でも「大切なポスターが色褪せしてしまって、困った」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、商品・サービスを幅広い方に紹介するために製造するポスターは、色褪せすることでイメージが変わってしまい、訴求効果が半減してしまうことでしょう。
そこでこの記事では、ポスターが色褪せしてしまう原因と対策方法を紹介します。
大切なポスターを色褪せから守りたい人やセールスに活用したいという方は、ぜひ一度参考にしてみてください。

ポスターが色褪せする原因

色褪せする原因は、基本的には紫外線です。
紫外線は電磁波の中でも非常に強い力を持っており、浴び続けることで紙やインクは変質してしまい、色褪せが発生してしまいます。

ポスターの用紙には、リグニンという発色性が高い物質が使われています。
そしてリグニンに紫外線が当たると、発色性が変性してポスターが変色してしまうのです。

インクについては様々な原料が使用されていますが、ジスアゾイエローなど結合が弱い物質に紫外線が長時間当たると、結合が壊されてしまいます。
その結果として、色褪せが発生してしまうのです。

ポスターを日陰に移動させる

色褪せを防ぐ最も大切な方法は、なるべく紫外線を当てないことです。
室内に飾っている場合でもなるべく窓の光が当たる所は避け、屋外にはなるべく飾らないようにすると良いでしょう。
また、蛍光灯は微量ながら紫外線が出ているため、万全を期すのであればLEDライトに変えたり、紫外線カットの蛍光灯に変えたりする選択肢もあるでしょう。
ただし、日影が良いといってもあまり湿気がある所にあると別の意味で劣化してしまいますので、風通しの良い日陰を見つけるようにしましょう。

耐光性インキを使用する

ポスターの色褪せを防ぐには、耐光性インキの使用も効果的です。
耐光性インキは紫外線が顔料を分解してしまうことを抑制し、長期間にわたってポスターの色を鮮明なまま保存してくれます。
どうしても屋外に飾らなくてはならないようなケースでは、耐光性インキを使用するのがおすすめでしょう。

ラミネート加工をする

ポスターを色褪せから守る技術には、ラミネート加工という手法もあります。
ラミネート加工とはポスターなどの紙を透明フィルムで挟み、熱によってくっつけてしまう手法です。
ラミネート加工を施すことでポスターの表面に保護膜ができ、耐光性が増します。
ただしラミネート加工には特別な機材(ラミネーターと呼ばれます)が必要となるため、無理をして自分でやろうとはせずに業者に依頼するのがベストです。

ポスターフレームを活用する

ポスターを守る方法として比較的お手頃なのが、ポスターフレームの活用です。
アクリル製のポスターフレームに入れておくことで、劣化を防ぐ効果が高まります。
ただし、色褪せを確実に防ぐためにはフレームのフィルムにUVカット効果があるものを採用するようにしましょう。
ポスターフレームはホームセンターなどで誰でも購入できるため、比較的すぐにできて着実に色褪せを防止できる方法だと言えるでしょう。

印刷物の色褪せしやすい色

ポスターなどカラーの印刷物にはさまざまな色が使われているように見えます。実際は、4種類の色の組み合わせによって、カラフルな色を作り出しているのです。

その4種類の色とは、青、赤、黄、黒です。インクジェット方式に用いられるインクの種類で言うと、「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」になります。ちなみに、オフセット印刷では、シアンが「藍」、マゼンタが「紅」、イエローが「黄」、ブラックが「墨」と呼ばれています。この違いは単に英語か日本語かというだけで、意味は同じです。

ところで、印刷物の色褪せについてですが、要は上記の4種類の色が退色していくことを指しています。簡単に言うと、色が薄くなってしまうことです。インクの発色はそれぞれの成分が化学的に結びついた結果であり、色の種類はその結合の仕方によって変わります。そのため、化合物の結びつき方によって、その結合度合いの強さも違います。結びつく力が弱いほど、時間とともに薄くなりやすい、つまり、色褪せしやすいということです。これが色褪せの基本的な原因と考えてください。

では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのなかで、特にどの色が色褪せしやすいのでしょうか。色褪せしやすいグループと色褪せしにくいグループの2つに分けてみましょう。

色褪せしやすいグループは、イエローとマゼンタの暖色系です。この2つのなかでも、イエローはより色褪せしやすいと言えるでしょう。どちらもアゾ基という有機基によって結びついた有機化合物で、これを持つ染料を「アゾ染料」などと言います。アゾ化合物は分子同士の結びつく力が弱いため、紫外線を浴びるなど、何かの拍子に結合部が切れることがあります。すると、元の色味が失われてしまうのです。

インクジェットで使われるインクの種類もアゾ染料のものが多く、それゆえ、直射日光が当たる場所に長く放置しておくと、黄色や赤が薄くなっていきます。ちなみに、イエローの方がマゼンタよりも色褪せしやすい理由は、分子の中のアゾ基の数がマゼンタよりも多いからです。

印刷物の色のなかでも、赤と黄色系統の色味が特に色褪せしやすいということですが、インクや顔料の技術は日々進歩しています。赤や黄色系統でも、紫外線にも耐久性を持つよう改良が進んでいますので、最近の印刷物は昔の印刷物ほど簡単には色褪せしないと言えるでしょう。ただ、それでも完全には色褪せを防ぐことはできません。色褪せしにくいグループ(シアンとブラック)に比べると、やはり色褪せには注意した方がよいということです。

印刷物の色褪せしにくい色

印刷物を構成する色のなかでも、色褪せに強いのがシアンとブラック、つまり、青系統と黒系統です。

青の顔料は分子の結びつきが強いため、紫外線を浴びても壊れにくいという特徴があります。また、光に強いだけでなく、熱にも強いうえ、酸やアルカリにも強い耐性を持っています。化合物として非常に安定しているため、その色の特徴も長く安定するのです。

印刷物の色を構成する4種類の色のなかで、最も色褪せに強いのがブラックです。日本語で墨というように、炭素がもとになっています。ほかの3色と違って、ブラックの場合、無機顔料であることが大きな違いです。

無機顔料は有機顔料よりも化学的に強固な構造をしており、時間が経っても色褪せしにくいのが特徴です。これは印刷物に限らず、炭素、要はカーボン系のブラックを見てもわかるでしょう。たとえば、鉛筆の芯にも炭素が使われていますが、鉛筆を長期間放置したからといって、芯の色が薄くなることはないのも同じ理由です。何百年前の水墨画が、今も色褪せずにクオリティを保っているのも、墨という無機顔料を使っているから、と言うとわかりやすいのではないでしょうか。

ただし、インクジェット方式に使われるブラックのインクは、純粋に黒1色とは限りません。さまざまな色を混ぜ合わせてブラックに見えるように調節していることもあるので、ものによっては色褪せします。たとえば、黒だったものが、時間が経って茶色がかって見える場合があります。この場合、黒だけでなく他の色も一緒に混ぜて作ったインクを使用していると考えてよいでしょう。

このように、黒と青は、黄色や赤よりも色褪せしにくいわけですが、先ほども少し触れましたが、最近のインクは技術革新によってどんどん改良が進んでいます。昔と比べると、暖色系もかなり色褪せには強くなっているとは言え、ブラックほどではありません。色褪せ対策として最も確実なのは、色褪せしやすい暖色系を少なくし、目立つ部分はなるべく黒や青の割合を大きくすることです。ただし、色褪せに強い種類のインクであっても、完全に色褪せを防ぐことはできないことは知っておいた方がよいでしょう。いずれにせよ、色褪せ対策としては、なるべくブラックを中心にデザインすることがおすすめの方法として挙げられます。

ポスターが色褪せする原因と対策を知りましょう

今回は、ポスターが色褪せしてしまう原因と対策方法について解説してきました。
ポスターが色褪せしてしまう原因や対策を知る良い機会となりましたでしょうか?
ポスターの色褪せは紫外線対策をとることで防げますので、ご自身にできる方法で対策しましょう。

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