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中綴じとは?製本時に意識したいポイントも解説
2024/04/01
製本方法にはいくつかの種類がありますが、なかでも「中綴じ」はメジャーな製本方法のひとつです。
本記事では、中綴じとは何か、メリット・デメリットはあるのか、中綴じする際の注意点などをご紹介します。印刷通販で中綴じ冊子印刷をご検討の方は、ぜひご参考ください。
中綴じとは
中綴じとは、複数の紙を折り込んで、中央で綴じられている製本方法です。
ページ数の少ない雑誌や冊子などに使用されることが多く、ページの開き具合や、読みやすさを考慮したデザインが特徴です。
また、中綴じの場合、デザインの自由度も高くなります。
中綴じに向いている冊子
中綴じは、ページ数に制限はあるものの、ページ量に左右されず、開きやすいデザインです。そのため、小冊子やカタログなどに適しています。
開き具合が調整しやすく、ページを目一杯有効活用できることから、インパクトのある写真を添付したいときなどにもおすすめです。
中綴じのメリット
ここからは、中綴じのメリットを解説していきます。主なメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- コストを抑えて製本できる
- ページをしっかりと開くことができる
- 少ないページ数でも製本できる
- 納期が短い
コストを抑えて製本できる
中綴じの作業工程は、ページを折り込んで簡単に綴じるだけです。綴じ箇所が少なく済むため、製本工程が簡略化され、素材費や制作コストを抑えられます。
また、見栄えや使いやすさを損なうことなく、高品質な冊子や雑誌の作成が可能です。
ページをしっかりと開くことができる
中綴じは、ページの中央部分を綴じることで、ページを開く際に重なりが少なくなります。そのため、文字や画像が見やすくなります。ページをしっかりと開くことができ、写真が見づらい・文章が読みにくいといったことがありません。
少ないページ数でも製本できる
中綴じは、少ないページ数でも製本できるという点もメリットです。また、綴じ箇所が少なくて済むため、10ページ程度の冊子やパンフレットなどでも綺麗に製本できます。
このような柔軟性があることから、小部数の印刷物や、特殊なサイズの冊子にも適しています。
納期が短い
中綴じは、納期が短いというメリットもあります。
綴じる箇所が少なく、製本工程が簡略化できるため、素早く仕上げられます。とくにページ数が少ない印刷物などでは、中綴じの採用によって制作時間やコストを短縮できます。
急ぎのプロジェクトや、イベントに対応する際に、効果的な選択肢となるでしょう。
中綴じのデメリット
中綴じはメリットだけでなく、場合によってはデメリットが生じることもあります。
主なデメリットは、以下の3つが挙げられます。
- ページ数が多すぎる場合は向いていない
- 「背」を作ることができない
- 一部業界では使えない場合がある
ページ数が多すぎる場合は向いていない
中綴じは、ページ数が多すぎる冊子には適していません。
綴じ箇所が少ないことで、厚い冊子や大量のページを綴じると綴じ部分が開きづらくなってしまいます。そのため、ページ数が多い場合は他の製本方法をおすすめします。
「背」を作ることができない
中綴じの場合、「背」を作ることができません。
中綴じは、ページ数が多くなっても冊子の背部分には厚みが生まれません。そのため、冊子を本棚に並べた際、タイトルやラベルが見えにくくなり、取り出しやすさや視認性に制約が生じます。
一部業界では使えない場合がある
意外に見落としがちな中綴じのデメリットが、一部業界では使用できない場合があるという点です。
たとえば、食品・教育・介護業界などでは、針金が使用できません。中綴じは針金などを使用して製本するため、採用できない場合があります。
中綴じで製本する際の注意点
ここからは、中綴じで製本する際の注意点を6つに分けて解説していきます。
- 原稿のページ数は4の倍数で作成する
- 右綴じか左綴じかを決める
- ページの面付けに注意する
- 小口に余白を作る
- 必要に応じて塗りたしを作る
- 薄手〜普通の用紙で製本する
原稿のページ数は4の倍数で作成する
中綴じで製本する際の注意点のひとつが、原稿のページ数を4の倍数で作成することです。
紙を2つ折りにして綴じることから、ページ数は自ずと4の倍数になります。そのため、誌面のデザインをする際は、それを考慮して作成しましょう。
右綴じか左綴じかを決める
「右綴じ」か「左綴じ」かを決めることも忘れてはいけません。
これは、主に縦書きか横書きかで決められます。また、読みやすさや写真などの要件も合わせて判断し、統一性を保つことが重要です。
ページの面付けに注意する
中綴じする際には、ページの面付けにも注意しましょう。
「面付け」とは、大きな紙に印刷した複数ページの向きや配置を正しく揃える作業を指します。正しい面付けを行わないと、文字や画像が逆さまになったり、配置がずれたりしてしまう可能性があります。
正確な面付けを行うために、原稿作成時にページの向きや配置を確認し、製本時にも注意を払いましょう。
小口に余白を作る
中綴じで製本する際は、「小口」に余白を作ることも忘れてはいけません。
小口とは、開いた本の左右の辺を指します。中綴じは紙を重ねるという性質上、綴じ合わせた際にページがずれないよう小口に余白を確保しなければ、ずれが生じてしまいます。
必要に応じて塗りたしを作る
必要に応じて「塗りたし」も作りましょう。
塗りたしとは、印刷するページの外側にまで色や写真などの印刷部を拡張しておく作業です。これを忘れてしまうと、印刷して断切する際に、色や写真のまわりに不要な余白が生まれてしまう場合があります。
薄手〜普通の用紙で製本する
最後の注意点が、薄手潤オ普通の用紙で製本することです。
厚みのある用紙を使うと、ページ数によってはうまく綴じ合わせられません。薄手〜普通の用紙を使用することで、スムーズに本を開けるようになるでしょう。
中綴じ以外の製本方法
最後に、中綴じ以外の製本方法をご紹介します。
- 無線綴じ
- 平綴じ
- 網代綴じ
それぞれ見比べて、適した方法を選択しましょう。
無線綴じ
「無線綴じ」は、本のページを直接綴じずに、背となる紙に糊(のり)を塗り付けて、ページを包むようにする方法です。
これにより、本を開いたときに糸などの綴じ目がなく、ページがスムーズに開けられます。
無線綴じは小説や辞書などによく使われており、美しい外観と開きやすさを両立させます。
無線綴じと中綴じの違いについて知り方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:
無線綴じと中綴じの違いは?綴じ方の特徴とそのメリット・デメリット
平綴じ
「平綴じ」は、ページを重ねて閉じた状態となった本の背となる部分を、針金や糸などで綴じる方法です。
この方法は主にパンフレットや冊子などの小規模な出版物に使用されており、中綴じと同様に素早く簡易に製本できる点が特徴です。手軽さとコスト効率の良さが魅力であり、簡易的な小冊子などに利用されています。
網代綴じ
「網代(あじろ)綴じ」は、無線綴じによく似た製本方法です。直接背となる紙に糊を塗り付けるのではなく、ページの背側に切り込みを入れる点が特徴です。
これにより糊が浸透しやすくなり、ページをよりしっかりと固定できます。網代綴じは主に文庫本や、漫画誌などに使用されています。
中綴じとは小冊子にぴったりな製本方法
中綴じは、本や冊子のページを折り曲げて、その折り目を糸や針金などで留める方法です。背がない分、開きやすくページの隅まで有効活用できる点がメリットです。ただし、ページ数が多い印刷物には適さないため、主に小冊子やカタログなどに用いられています。
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